出典:https://www.subaru.jp/impreza/impreza/gallery/photo.html
インプレッサは2ドアクーペ・4ドアセダン・5ドアステーションワゴン/ハッチバックタイプの乗用車で、1992年よりスバルから販売されています。
スバルの世界戦略車として、日本国内のみならず北米や欧州など海外でも積極的に展開され、スバルの代表的な車種として人気があります。
5ドアハッチバックタイプは、走行性能の高さとステーションワゴンの実用的な利便性を兼備した、「スポーツワゴン」という新たな呼称でアピールしました。
且つてはレース活動にも積極的で、特に世界ラリー選手権(WRC)の参戦車両として最上級グレード「WRX」(のちにWRX STI)が設けられ、高スペックの走行性能を誇り根強い人気があります。
また、その走行性能の高さから国内の警察の機動捜査隊や高速隊、更には海外の警察でも高速道路の取り締まり等で採用されています。
インプレッサの現行モデルは5代目で、2016年より販売されています。
インプレッサのユーザーで、新型もしくは他車への乗り換えを検討されている方は、やはり現在のインプレッサの査定相場が気になるところです。
そこで、5年落ちのインプレッサと10年落ちのインプレッサで、それぞれ中古車の査定相場を調査しました。
※2020年現在、名称に「インプレッサ」が含まれる車種は以下の通りです。
- インプレッサ
- インプレッサアネシス
- インプレッサスポーツ
- インプレッサスポーツハイブリッド
- インプレッサスポーツワゴン
- インプレッサリトナ
- インプレッサG4
- インプレッサWRX
今回は上記の全車種を対象としました。
5年落ち(4代目モデル)のインプレッサの査定相場

2015年(平成27年式)の査定額は以下の通りです。
グレード | ボディー カラー | 走行距離 (km) | 査定時期 (y/m) | 買取査定相場 (万円) |
インプレッサスポーツ 1.6i | シルバー | 6万 | 2020/5 | 16.2 |
インプレッサスポーツ 1.6i | シルバー | 4万 | 2020/1 | 28.7 |
インプレッサスポーツ 1.6i-S | パール | 7万 | 2020/2 | 60.3 |
インプレッサスポーツ 1.6i-S | 黒 | 5万 | 2020/2 | 49.8 |
インプレッサスポーツ 1.6i-L | パール | 7万 | 2020/1 | 22.8 |
インプレッサスポーツ 1.6i-L | 紺 | 3万 | 2020/3 | 30.6 |
インプレッサスポーツ 1.6i-L プラウドエディション | パール | 9万 | 2020/1 | 34.6 |
インプレッサスポーツ 1.6i-L プラウドエディション | パール | 2万 | 2020/2 | 42.4 |
インプレッサスポーツ 2.0i | ワイン | 6万 | 2020/1 | 35.5 |
インプレッサスポーツ 2.0i | 黒 | 4万 | 2020/1 | 55.5 |
インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト | シルバー | 10万 | 2020/2 | 27.7 |
インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト | グレー | 2万 | 2020/2 | 69.0 |
インプレッサスポーツ 2.0i-S アイサイト | 黒 | 7万 | 2020/1 | 61.3 |
インプレッサスポーツ 2.0i-S アイサイト | パール | 3万 | 2020/3 | 83.4 |
インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト プラウドエディション | 紺 | 12万 | 2020/3 | 20.9 |
インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト プラウドエディション | シルバー | 2万 | 2020/2 | 66.1 |
インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト アクティブスタイル | パール | 10万 | 2020/6 | 26.8 |
インプレッサスポーツハイブリッド ハイブリッド 2.0i アイサイト | 青 | 7万 | 2020/5 | 38.4 |
インプレッサスポーツハイブリッド ハイブリッド 2.0i アイサイト | シルバー | 4万 | 2020/6 | 58.4 |
インプレッサスポーツハイブリッド ハイブリッド 2.0i-S アイサイト | パール | 7万 | 2020/4 | 52.6 |
インプレッサスポーツハイブリッド ハイブリッド 2.0i-S アイサイト | パール | 2万 | 2020/1 | 98.4 |
インプレッサG4 1.6i-S | 黒 | 6万 | 2020/4 | 10.8 |
インプレッサG4 1.6i-L | パール | 3万 | 2020/6 | 50.7 |
インプレッサG4 2.0i アイサイト | シルバー | 2万 | 2020/3 | 49.8 |
インプレッサG4 2.0i-S アイサイト | 黒 | 3万 | 2020/5 | 40.3 |
インプレッサG4 2.0i アイサイト プラウドエディション | パール | 5万 | 2020/5 | 47.1 |
5年落ちは査定額に幅がある
2016年に現行モデルへのモデルチェンジを実施したため、5年落ちは先代モデルとなります。
5年落ちは50万円前後が相場となり、人気車種のインプレッサスポーツハイブリッドは車の状態が良ければ100万円程度の査定が付きます。
全般的に査定額に幅があり、走行距離や状態により査定額が大きく変わります。
また予防安全装備「アイサイト」の有無が重要なファクターになり、アイサイトが装備されていれば大きなプラス査定となります。
先代モデルに型落ちした影響で今後の査定額の下落は免れないため、車の乗り換えを検討されている方は、早めの行動が賢明です。
10年落ち(3代目モデル)のインプレッサの査定相場

2010年(平成22年式)の査定額は以下の通りです。
グレード | ボディー カラー | 走行距離 (km) | 査定時期 (y/m) | 買取査定相場 (万円) |
インプレッサ 1.5i-S | パール | 7万 | 2020/2 | 12.4 |
インプレッサ 1.5i-S | パール | 5万 | 2020/1 | 17.8 |
インプレッサ 1.5i-L | 赤 | 10万 | 2020/2 | 8.1 |
インプレッサ 1.5i-L | シルバー | 6万 | 2020/1 | 12.7 |
インプレッサ 2.0i-S | グレー | 7万 | 2020/2 | 10.4 |
インプレッサ 2.0i-S | シルバー | 4万 | 2020/2 | 16.4 |
インプレッサ 2.0GT | パール | 9万 | 2020/1 | 20.6 |
インプレッサ 2.0GT | パール | 7万 | 2020/5 | 26.6 |
インプレッサ WRX STI | 黒 | 15万 | 2020/5 | 73.7 |
インプレッサ WRX STI | 黒 | 8万 | 2020/6 | 108.8 |
インプレッサ WRX STI | パール | 2万 | 2020/2 | 171.8 |
インプレッサ WRX STI Aライン | パープル | 9万 | 2020/5 | 22.3 |
インプレッサ WRX STI Aライン | 青 | 2万 | 2020/1 | 94.3 |
インプレッサ WRX STI Aライン タイプS | パール | 7万 | 2020/1 | 75.9 |
インプレッサアネシス 2.0i | 黒 | 5万 | 2020/1 | 8.1 |
10年落ちは低い査定
10年落ちは3代目で先々代モデルのため査定相場は総じて低くなり、過走行車は何とか値段が付く程度です。
但し根強い人気を誇るグレード「WRX STI」はリセールバリューも高く、車の状態次第では100万円台の高額査定になります。
10年落ちの査定額が更に下落することは確実です。
売却を検討されている方は、現時点で最高値となる今この時に行動しましょう。
ボディーカラーによる査定額の比較

一般的に、カラー別での差額は人気順で決定されます。
中古車市場では人気と需要が密接に繋がるため、人気が高いほど高値が付き、逆に人気が低いほどマイナス査定になります。
インプレッサの人気色はホワイト・シルバー・ブラックです。
ホワイトとブラックは定番の人気色ですが、シルバーは傷が目立ちにくいことが人気の理由です。
また長年のスバルファン(いわゆるスバリスト)には、「WRブルー」に根強い人気があります。
WRブルーはスバルがWRC参戦時に使用していた、ワークスマシンの青いカラーリングです。
余談ながら、起源は1970年に販売した「レオーネ」のフロントに付けたエンブレムで、現在も使用されているスバルマークの”六連星”が黄色、その背景色として星空をイメージさせる青を採用したのが始まりです。
青色のボディーカラーは、他車ではお世辞にも人気とは言えませんが、スバルがレース活動等で長年使用したWRブルーが浸透し、スバル車では定番のカラーとしてユーザーに認知されています。
時系列による査定相場の推移

査定相場は時々刻々と変化します。現在の査定相場を基準として、過去と未来の査定相場を調査しました。サンプルとなるインプレッサは以下の通りです。
グレード | WRX STI Aライン タイプSパッケージ(4ドア) |
型式 | CBA-GVFD4SV |
新車購入年月 | 2012年7月 |
経過年月 | 8年1ヶ月 |
現在の走行距離 | 9.0万km |
買取相場 | 88.4万円 |
上記のインプレッサにおいて、2020年7月現在の査定相場(88.4万円)を基準とした、時系列による査定相場の推移は以下の通りです。

※上記URLのデータを編集して掲載
グラフから以下の内容が読み取れます。
- 4か月後(2020年11月)には6.4万円下がる
- 1年(2019年9月~2020年9月)で16.4万円下がる
まとめ - インプレッサの査定傾向

インプレッサの査定相場について調査した結果、傾向として以下の内容が挙げられます。
・5年落ちのインプレッサ:
50万円前後の査定相場で、全般的に幅がある。人気車種のインプレッサスポーツハイブリッドは100万円程度も。アイサイトの装備は大きなプラス査定
・10年落ちのインプレッサ:
総じて低い査定相場で、過走行車は二束三文。「WRX STI」は10年落ちでも100万円台をキープ
・ボディーカラー:
ホワイト、シルバー、ブラックはプラス査定。「WRブルー」も根強い人気
・査定相場の時系列推移:
4か月後には6.4万円、1年で16.4万円下がる
・その他:
プラス査定となる項目
- 2.0L/4WDモデル
- アイサイトセーフティプラス
- バックカメラ
- 純正ナビ
インプレッサを高値で売る方法

一般的に、査定相場はモデルチェンジにより不安定になることがあります。
中古車市場は、車種の人気の他に”需要と供給”も価格を決める大きな要素となります。そして中古車の供給が多くなると予測されれば、価格は下がります。
インプレッサは2016年にモデルチェンジを実施したため、5年落ちが先代モデル、更には10年落ちが先代モデルに型落ちし、査定額の下落は確実に進行します。
現時点で最高値となる今この時が、売却するチャンスです。
正しい手順で査定を受ければ、上記の表のように、5年落ちのインプレッサは勿論のこと、10年落ちのインプレッサも予想より高い査定額を得ることが可能です。
しかし、ただ単に車買取店で査定を依頼しても、査定士に足元を見られて安く買われてしまいます。
では、どのような手順を踏めばインプレッサを高く売ることができるでしょうか。
それは、インターネット無料一括査定です。
インターネットによる無料一括査定は、大手買取店が一括査定することで高額査定が見込める査定方法です。
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そのため、各買取店が最大限の査定額を提示せざるを得ない状況となり、高額査定が実現できます。
インターネット無料一括査定で提示された査定額を元に、本査定(傷・内装・修復歴等を直接確認するための立ち会い査定)を行う買取店を選ぶだけで、高額査定を実現できます。
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買取店を自由に選択できる

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